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2025年4月6日

タイトル: ドーナツの穴で倫理の輪をくぐれ 白雪 巴さんが臓器くじとスワンプマンに挑む選択劇

配信タイトルどおり、白雪 巴さんがプレイしたのは選択式思考アドベンチャー「ドーナツの穴」

配信タイトルどおり、白雪 巴さんがプレイしたのは選択式思考アドベンチャー「ドーナツの穴」。テキストを読み、二者択一や多肢選択を素早くクリックして進める構成で、軽い食の話題から重い倫理の難題へと段階的に踏み込んでいくのが特徴だ。開始直後には自分の本体がやけに小さく、宙に浮き輪っかが付いているという描写が示され、体験の主体が揺さぶられる導入になっている。このプレイでは、たこ焼きの定義を問うフード系の設問、臓器移植のための「臓器くじ」に関する厳しい設問、うなじに重みを感じる不気味な状況判断、そしてスワンプマンの同一性問題という四本柱が展開。巴さんはテキストを読み上げながら、時に迷い、時に切り返し、カーソルを何度も往復させて意志の置き場所を探った。導入の不可思議な浮遊感に気づく場面はここだ。輪っか付きの小さな本体設定に反応する瞬間。所属や活動はにじさんじの公式サイトからもたどれるので、全体像を追いたい人は確認しておきたい。https://www.nijisanji.jp

生地よりタコをクリック たこ焼きで定義を殴り返す

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序盤の設問は食の二択。たこ焼きの好きな要素を問う流れで、巴さんは「このお肉 この魚は美味しそう」と食材の魅力に触れつつも、定義を崩さない選択を徹底した。実際のアクションは、選択肢の一覧を上下にスクロールし、タブキーでフォーカスを切り替えながら「タコが入った」を確定クリック。直後に「めちゃくちゃ理性で選んでしまった タコヤキー」と笑い混じりに自己分析し、視点を定義へ寄せていく姿勢が見えた。中盤で同趣旨の再設問が出た際も、「2人は選べないんだね。半分かそうじゃないか、全部かみたいな」「たぶん生地が好きなんです。だから たこ焼きはこっちです」と、文脈の罠に乗らず同一の基準でクリック。この場面のクリックは素早く、カーソルが生地推しの選択肢に触れても一拍おいてからタコへ戻す操作が印象的だった。結果としてテキストの分岐は素直な肯定ルートへ。食の例題で手を抜かず、定義の線を先に引くことがこのゲームでの地力になると示した一幕である。選択確定の瞬間はここに記録されている。タコ入りを理性で確定する場面

うなじの重みと臓器くじ 迷いを断つ「振り払う」クリック

重い設問の塊が「臓器くじ」。健康な人から雑臓器を徴収し移植に回す是非が問われるが、提示文に「死にます。命なくなる」といった断言が含まれ、巴さんは「ちょっと待ってどういうこと そんな説明どこにあった」と読み返しながらスクロールを繰り返した。同じ章では空気が変わる演出とともに、倫理テキストがより直接的な問いへ進む。「重い病気などで、雑気移植を必要とする人のために」と被救済者の側を強く意識させる文に、ページ送りもためらいがちになり、カーソルは選択肢上で小刻みに揺れた。続く状況判断の設問では「その背中の上 うなじのあたり かすかな重み」と描写され、動くたびに位置をずらす何かが乗っていると告げられる。巴さんは恐怖を押し殺すように読み切り、「振り払えるんだと振り払っておきます」を選択。即座にクリックし、連打で確定させた。この手の問いは逡巡が長引くほど想像が増幅するが、彼女は身体の安全を優先するリアクションで突破。雰囲気を和らげるように「クラゲプカプカしてるし」と軽口も挟み、次のテキストへ移行した。一連の緊張と解放の波は映像でも強く出ている。うなじの違和感に対し即断で振り払う場面

沼が生んだ影に人間性なし スワンプマン論争でチャットが燃える

配信のピークはスワンプマン。提示文は「沼で偶然の化学反応」によって原子レベルまで同一の存在が生まれるという設定で、巴さんは「沼で偶然の化学反応って何 なんで沼なんだろう」とツッコミつつ読了。そして「スワンプマンは同じ記憶同じ意識を持った別の人間って感じ それを人間と呼べるか否か いや呼べないでしょ」と、判断の軸を人間性に置いて選択を下した。ただし切り捨てでは終わらない。「プロセスがあるかないかが その人であるか否か」「人間じゃないけど生命ではある気がする」と補足し、続く選択肢でも同一性と生命性を分けてクリックで示す運び。視聴者側も反応が速い。「臓器くじきちゃ」と重さを共有する声や「クラゲ見てるしかないね」と雰囲気に乗るコメントが流れ、スワンプマンをもじった「スワイプマンwww」や「沼が泥になってるw」といった茶化しでテンポが加速。「魂が巴さんかどうかですよね」と核心を突く意見も投げ込まれ、判断の根拠が画面内に多層化していく。この章では前問の返答が次の問いに引き継がれる挙動も確認され、「すでに答えたことになってる すごいデータ引き継がれてる」と巴さん自身がゲーム構造を見抜く場面も印象的だった。選択確定に向けてカーソルが躊躇なく「人間ではない」側へ滑る瞬間はここだ。スワンプマンを人間とは呼ばないと決断する場面。なお、この配信全体のアーカイブは白雪 巴さんのチャンネルから追える。https://www.youtube.com/channel/UCuvk5PilcvDECU7dDZhQiEw

選択で輪郭を確かめる 私は私という結論と次の分岐へ

ラストに向けて巴さんは、自分の同一性についても腹を括る。「それでも私は私だけどね」「コピーとかは多分取れないと思う 私は消えてしまったら消えてしまう」と語り、同一個体であることの非再現性を再確認。さらに「もし置き換わっても他者は気づけない それでも白雪智恵じゃんともなる」と、観測可能性の壁を踏まえた上での覚悟も示した。ゲーム面の成果としては、定義を守るフード系設問の徹底、臓器くじでの慎重な読解と明確な拒否の姿勢、うなじの怪異への即応、スワンプマンに対する人間性否定と生命性肯定という軸の確立が挙げられる。どの場面でも読み、考え、カーソルを迷いなく運ぶ一連の操作が結論の説得力を支えた。「ドーナツの穴」は未読の枝がまだ残っている気配がある。次回は今回の判断をひっくり返す分岐や、別の倫理モチーフへの接続をぜひ見たい。基準を変えたときテキストがどう反撃してくるか。巴さんのクリックが次にどこへ突き刺さるかに注目だ。配信の一番重い選択圧に飲み込まれた瞬間はここで再確認できる。臓器くじの重い文章を読み直す場面

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