兎鞠まりちゃん、凶寓『Dread Flats』を完走—赤衣の“老婆”を振り切り脱出成立
兎鞠まりちゃん、凶寓『Dread Flats』を完走—赤衣の“老婆”を振り切り脱出成立
Tomari Mari channelの兎鞠まりちゃんが配信した『凶寓:Dread Flats』は、一人称視点の探索ホラー。暗い集合住宅を歩き、手記やメモを読み進めながら鍵やスイッチを見つけ、脅威の接近を音と影で察知して回避し、最終的に出口へ到達するのが基本ルールだ。序盤、兎鞠まりちゃんは「明るさはMAX! 怖いからね」と明るさを上げ、視認性を確保して探索を始めた。 屋内に残る「赤い服の老婆」の痕跡と“ビー玉”の怪談を示す手記を読み込み、環境音と足音の違和感を頼りにルートを構築。中盤以降は追跡局面の挙動を観察しながら遮蔽物に入り、足を止める・引くの判断を徹底し、終盤の長いチェイスをやり切ってエンディングへ。緊張と笑いを行き来する語り口が、視聴体験を最後まで引っ張った。
兎鞠まりちゃんが「変な汗めっちゃかいたけど…現実へ帰ってきた」と安堵を語る瞬間が本配信の頂点で
配信は怪談の手触りが濃いテキストから始まる。「内側から施錠されており…失踪原因はよくわからん」と事件性を匂わせる一文に兎鞠まりちゃんが「怖いね」と反応し、探索の緊張を共有した。 子どもの日記「おばあさんが私の部屋からこっちをじっと見ていた」が示されると、廊下の曲がり角やベッドの下に対する警戒が一段と強まる。 中盤は驚愕の連打に「恐怖と面白いが入り混じってる」と自己分析しつつ歩を止め、判断を持ち直す場面が続いた。 山場は終盤のチェイス。兎鞠まりちゃんが「変な汗めっちゃかいたけど…現実へ帰ってきた」と安堵を語る瞬間が本配信の頂点で、映像越しにも体温が伝わるような達成感が広がった(https://www.youtube.com/watch?v=W-ADI80UrVE&t=5162)。
個人勢として活動を続ける兎鞠まりちゃんは、ホラー配信では悲鳴とツッコミの緩急で“怖さの輪郭”を示す語りが持ち味。今回も手記と環境音を手がかりに状況を言語化し、リスナーと同じ視点で迷い、同じタイミングで踏みとどまった。配信は約1.6時間の尺で、終盤まで高い没入を維持。 「高評価!チャンネル登録何卒よろしく」と締めに置いた定型の挨拶も、達成の空気のなかで素直に響いた。 公式導線は、チャンネルの最新配信一覧から追えるほか、活動告知はXの投稿で確認できる。https://www.youtube.com/@tomarimari / https://x.com/tomari_mari
長尺チェイスの決定打—足運びと“戻る勇気”で出口を掴む
最大の見せ場は、赤い服の“老婆”に追われながら出口へたどり着く終盤の長尺チェイスだ。曲がり角では角度を浅く取り、視界の端で動きを捉えつつ、二手への分岐はすぐに踏み入らず“耳で選ぶ”。一歩の無駄が命取りになる局面で、兎鞠まりちゃんは焦りを抑え、遮蔽物と曲面壁の死角を交互に使いながら息継ぎを確保。「変な汗めっちゃかいたけど…最後のチェイスが長かったから現実へ帰ってきた」とエンディング直後に言葉を落とし、緊張の持続が解放へ転じた体感を共有した(https://www.youtube.com/watch?v=W-ADI80UrVE&t=5162)。 画面は暗所主体で、奥行きの出る魚眼気味の歪みが速度感を増幅。開始序盤の暗がりフレームに重なる陰影が、終盤の疾走で一気に意味を持った。 クリア後には「攻略してやろうの方になっちゃった」と余韻の中で戦闘モードへの切替を自評している。
“回る”で緊張をほどく—呼びかけと笑いのラリーが生む余白
本編の緊張を和らげたのは、リスナーとの即興ラリーだ。急な物音に驚いて判断が詰まった場面で、兎鞠まりちゃんは「脳みそがいっぱいいっぱいすぎてさ…とりあえずその場で回っとくか」と苦笑まじりに告白。 これにチャットは「そういう回るじゃないw」「まわらないでw」と軽口で返し、空気が一段ほぐれた。 さらに「感情が混乱してるww」と温度を共有する書き込みも続き、恐怖の“凍結”を笑いで解かす循環が生まれた。 以降の探索では、回避ルートの確認や遮蔽の入り直しが滑らかになり、足を止めても焦燥が強まらない。山場へ向けて、緊張を張りつめすぎない“余白”が戦い方を支えたことは確かだ。このやり取りが起点となった時間帯を振り返ると、笑いの直後に視線の走査と聴覚の集中が戻る流れが安定している(https://www.youtube.com/watch?v=W-ADI80UrVE&t=5375)。
機材トラブルも演出に—ショックマウント崩壊からの立て直し
中盤、突発の大音量に反応して体が跳ねた拍子に、「びっくりすぎてさ、コンデンサーマイクのショックマウントのなんか紐全部取れちゃった」と機材トラブルを報告。 音の乱れはすぐ収まったが、この“間”が恐怖の反芻を遮り、画面越しの息苦しさを一度リセットする効果をもたらした。原因を短く共有してから再開する段取りは、普段の雑談配信で培った“場の管理”そのもの。序盤フレームでも感じられた暗所のコントラストは、その後の復帰で再び輪郭が立ち、物音の距離感も取り戻された。 リスナー側も「テレビみてるww」など軽い書き込みで空気を戻し、過度な緊張の持続を避けながら探索のテンポへ復帰。 小さなほころびを、共有とユーモアで“演出”へ転化した一幕だった(https://www.youtube.com/watch?v=W-ADI80UrVE&t=2938)。
次の一歩—避けていたホラーとの再会と“気になる新作”
エンディング後、兎鞠まりちゃんは「まともなホラゲやったのいつぶりだって結構久々じゃない?」と振り返り、「ホラゲ結構避けてる節あるからなー」と率直に明かした。 それでも本配信の手応えをもって、今後は“距離の取り方”が見えてきた様子だ。関心の的として「まだ猫は逃げますかってゲームが…気になってる」と次のタイトルに触れる一幕もあり、ホラーとコメディの配合が合う作品選びへの期待がにじむ。 そして「エンディングトークが長いというのはそういうことだよ」と、名残惜しさを冗談に包んで締めくくった。 配信は「高評価!チャンネル登録何卒よろしく」で着地し、視聴後の導線までを含めて完走の気分が整えられた(https://www.youtube.com/watch?v=W-ADI80UrVE&t=5526)。