兎鞠まりさん、『Undertale』で非暴力徹底—パピルスと友情成立、次回に希望をつなぐ
兎鞠まりさん、『Undertale』で非暴力徹底—パピルスと友情成立、次回に希望をつなぐ
配信の核は『Undertale』(インディーRPG/弾幕アクション要素)。戦闘では攻撃の代わりに会話や“みのがす”で敵と和解でき、非暴力で進めば“Pルート”に到達する設計だ。兎鞠まりさんは開幕から「全員を幸せにしたい」と方針を明言し、選択肢を慎重に重ねて友情の絆を築いた。配信はストーリーの情感とリズムゲーム的な回避操作が交錯し、リスナーは物語の当事者として息を合わせる体験になった。作品の公式情報は公式サイト(UNDERTALE Official)から、兎鞠まりさんの最新配信はチャンネル(Tomari Mari channel)で確認できる。
兎鞠まりさんは周回データの扱いを整理しつつPルートで進む意思を共有
開幕、兎鞠まりさんは周回データの扱いを整理しつつPルートで進む意思を共有。「Nの状態をコンティニューしてP√に行くことができるみたい」と前提を丁寧に説明して、リスナーの足並みを揃えた。 物語が進むと、パピルスの“デート”で告白がこぼれ、「俺様は貴様のことが好きだが…」と不器用な優しさに触れる場面が到来。 友情の約束で場が和らぎ、非暴力の筋道が確かな形を帯びる。この回を象徴する場面として、告白から友情に着地するくだりは一本で見返したい。該当パートはここから視聴できる(https://www.youtube.com/watch?v=gEtcpA4t_9M&t=6344)。
本配信は、個人勢として活動する兎鞠まりさんが、物語尊重の姿勢でPルートを見据えた長尺構成。非暴力の条件を満たすため、戦闘では“たべもの”“ほめる”“みのがす”など関係性を深める行動を選び、誤ってダメージを与えない操作の正確さを求められる。加えて、会話の選択肢や回避パターンを読み解く咀嚼力が鍵となり、物語の文脈を外さない進め方が印象的だった。配信は約3.5時間にわたり、テンポよく区切りを作りながら視聴導線が保たれている。 そのため初見のリスナーも、重要イベントごとに心情の動きと操作意図を同時に追えるつくりだった。
開幕の決意と基礎動作—Pルート前提で“攻めない”を選ぶ勇気
スタート直後、兎鞠まりさんはデータの扱いを確認しながらPルートで走ると明かし、「このデータはリセットするんだけど…セーブデータが、ないっていう感じなの」と現状を共有した。 そのうえでチュートリアルに沿い、「モンスターに遭遇するとバトルが始まるわ」とルールを押さえ、攻撃の代わりに“はげます”“みのがす”を選んで感情を動かす基礎を積み上げた。 実際に「励ます。我慢強く微笑みかけた」と記録が流れる場面では、“敵”の不安を解けば状況が変わるという作品の核が、操作と台詞で一本につながって見えた。 この方針宣言から実演までの流れは、Pルートの要諦を端的に示した導入と言える。該当シーンは配信序盤(https://www.youtube.com/watch?v=gEtcpA4t_9M&t=133)から確かめられる。
パピルスの“試験”と笑いの呼吸—会話が戦闘をやさしく変える
スノーフル到着後、パピルスは「青い攻撃が来た時は動かなければダメージを受けないで」と教える“試験官”として振る舞い、戦闘の文法をユーモラスに提示した。 一方でデートでは「俺様は貴様のことが好きだが…」と揺れる胸の内を吐露し、最後は「これからも貴様のいいお友達でいてやる」と友情に着地する。 兎鞠まりさんが思わず「かわいい」と漏らした一言が、緩急のスイッチになり、観戦の空気も和らいだ。 行間に潜む照れや誇りが戦闘の緊張をほどき、会話の選択が物語を確かに前へ進める。笑いと学びが両立する、このシリーズ随一の“やり取りの妙”は、パピルス戦前後で端的に味わえる(https://www.youtube.com/watch?v=gEtcpA4t_9M&t=3064)。
ドット絵と音の説得力—“ファミコンみたい”が導く集中と没入
兎鞠まりさんは「このファミコみたいなクオリティ好き? やっぱさー こういうクオリティだからこそいいものってあるよね」と語り、画と音の触感を確かめるように進行した。 ピクセルのラインとシンセの主旋律が、行動の因果と心情の機微を運ぶ本作では、視覚・聴覚の変化が選択の“根拠”になる。開始直後の画面でも、明滅・配置・余白の扱いが緊張と緩和を支配しているのが分かる。 兎鞠まりさんは不穏さを覚えた瞬間にテンポを落として確認を挟み、演出から文脈を読み取って行動に移す、流れの作り方が安定していた。結果、視覚と音の手がかりを糸口に、Pルートの“攻めない選択”へ自然に手が伸びる。音とドットの説得力を体感できる場面はここ(https://www.youtube.com/watch?v=gEtcpA4t_9M&t=1556)。
チャットが押す背中—緊張の谷で交わる感想と集中
中盤、アンダイン周辺の緊張が高まると、コメント欄には「戦闘能力が強すぎる」と的確な観察が流れ、視聴の重心が操作精度へ寄っていく。 一方で食べ物やBGMの場面替えでは「おいしそうだね」「サンズだねw」と温度の違う感想が折り重なり、恐さと可笑しさの往復が可視化された。 その揺れの中で、兎鞠まりさんはアンダインの言葉に耳を貸しつつ“戦わない”の軸を守り、選択の裏付けを会話で取っていく。 観る側の笑いと緊張が等幅で共存する時間帯は、Pルートの難所を越える支えにもなった。緊張の折り返し点として振り返りたいのは、アンダインの糾弾が続く一幕(https://www.youtube.com/watch?v=gEtcpA4t_9M&t=10198)。
次回予告—Pルート完走宣言と終幕の一言
終盤、兎鞠まりさんは「よっしゃとりあえず今日はこんな感じにしときましょう」と締めつつ、ネタバレを避けて見守ったリスナーへ礼を述べた。 そして「Gルートできんのかなぁ ちょっと怖いなぁ まぁとりあえずね Pルートを走り切りましょう」と宣言し、次回以降の道筋を明確化。 アズゴアとの対面を控え、「戦わずに話し合ってくれ」と語るキャラクターの助言も引用され、非暴力の物語を最後まで貫く姿勢が伝わった。 最後は「このBGMでお別れにしようかな」「じゃあおやすみ」と余韻を残して配信を終了。 予告の該当箇所はここから確認できる(https://www.youtube.com/watch?v=gEtcpA4t_9M&t=12581)。